蛇に足がはえたようなメール

蛇に足がはえたようなメール

朝が来て

少し落ち着いて

ツインレイのあの人からのメールを眺める

前回もそうだった

なんとなく

よくわからないメール

どういう意図があって

書かれている文面なんだろう

ツインレイのあの人の書く文章は

美しく無駄のない文章だ

無駄はない

一体どんな意味が

イイヤ

蛇足だ

蛇に足がはえたようなメール

足に注目しても

それが一体何をあらわすのか

理解することは出来ない

足には意味はないのだ

蛇だけを描いたら

きっと一行で終わってしまうメール

きっと

ツインレイのあの人は

短いメールを

送りたくなかったのだ

素っ気ないメールになってしまう

愛のこもらないメールになってしまう

ツインレイのあの人はきっと

返信の速さではなく

メールの長さに

愛情を感じ取るのだ

足に注目してはダメだ

それは

ただの蛇なのだ

そのメールがあらわすのは

ただ

困っている私に

心を寄せてくれている

ただそれだけのことだ